MENU

活動ブログ

2025年10月26日 ミテ・ハナソウ オンライン鑑賞会

10月26 日(日)、オンライン鑑賞会を開催しました。今回は11月1日(土)から始まる「佐倉・房総ゆかりの作家たち(収蔵作品展)」に先駆けて、展示予定作品や関連作家の作品を 2 作品鑑賞しました。 日本各地から5 名の方が参加されました。

【1作品目】《秋色 光と影》柴宮忠徳(しばみやただのり)

参加者はタイトルを知らない状態でしたが、描かれている植物や虫から「秋ではないか」と季節を予想していました。また、「現実と非現実」や「光と闇」という対比を表す発言が多く挙がりました。また、絵画の中の空間に関しては、何が手前で、何が奥なのか…という解釈が人によって分かれました。画面の両サイドの明るい部分を見て「扉」を連想された方は、「エレベータの扉が開いたら異空間につながっていた!」というストーリーをお話ししてくれました。柔軟な発想に思わず笑みがこぼれました。

【2作品目】《桃華雲》佐藤事(さとうつかさ)

この絵は、見た瞬間にポジティブな印象を持つ方とそうでない方に分かれました。
画面全体を埋めつくすピンク色の花を見て「みずみずしい」「新鮮」と感じる方もいれば、「どぎつい」「めらめらとした意思を持っている」と感じる方もいらっしゃいました。時間をかけて見ていく中で見え方や解釈に変化が生まれ、どんどん作品に没入していく様子が感じられました。
動かない絵のはずなのに、水滴が滴る様子や花弁がゆらめく様子が感じられ、不思議な感覚でした。

最後に感想をうかがうと「他の対話型鑑賞にも参加したことがありますが、 今回の鑑賞はとても新鮮な体験で、良かったです。」というお言葉をいただきました。ミテハナらしさを感じていただけたようで嬉しいです。

普段なかなかお会いすることができない遠くの方々とも、こうして同じ場で絵画鑑賞を楽しめるのは、オンラインならではの素晴らしさですね。これからも対話型鑑賞の輪が広がっていきますように!

ミテ*ハナ アンジー

【展覧会情報】
「佐倉・房総ゆかりの作家たち(収蔵作品展)」期間2025年11月1日(土)~12月21日(日)