活動ブログ
神田外語大学留学生のみなさんと〈2025前期〉
2025.05.26
- 高齢者施設・その他
今年も、神田外語大学の留学生を対象とした「社会文化入門」の授業を行いました。
1 週間前に大学内でアートカードを使った対話型鑑賞のグループワークを体験した留学生が、 今度は一般募集した日本人参加者とともに、美術館の展示室内で作品を鑑賞しました。
近年「多文化共生」という言葉をよく耳にするようになりました。「互いの文化の違いを認めあい、対等な関係を築きながら、地域社会の構成員としてともに生活する」そんな社会を目指す言葉ですが、鑑賞会のイントロダクションとしてこの理念をお話しするとともに、学生とともに鑑賞会に参加してくださる日本人参加者に「日本に興味を持ってくれて、日本を好きでいてくれる神田外語大学の留学生さんの ひとりひとりの素の魅力に気づいてもらいたい」と伝えました。
鑑賞会では、作中の女性の着物について「若い女性にしては着物が地味」と発言したメキシコルーツの学生に、日本人参加者が 日本の「侘び寂び」や日本人が感じる「粋」について熱く語ってくれたのが、私も楽しかったです。留学生と日本人が お互いの文化の違いについて驚いたり、知ることができた瞬間でした。
アート作品には、言葉や文化の違いを越えて「自分の気持ちを表現したくなる力」があると感じます。私たちはこれからもアートを介して、地域の人と人との橋渡し的な役割も担えたらと思います。
2025. 05. 09 (金) 神田外語大学をミテ*ハナさんが訪問。学生15人と作品鑑賞体験。
2025. 05. 1 7 (土) 神田外語大学留学生8名が美術館来館。一般募集した日本人4名と一緒に「おしゃべり鑑賞会」をしました。
ミテ*ハナ じゅんじゅん