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2月23日 ミテハナ鑑賞会 「生誕150年/没後70年 香取秀真の眼」 展
- ミテハナ鑑賞会
今回は、佐倉ゆかりの鋳金作家、香取秀真(かとりほつま)の金工作品でミテハナ鑑賞会。
絵画で「ミテ・ハナソウ」をする機会が多いので、立体作品での鑑賞会は、私たちミテ*ハナも
どんな展開になるのか楽しみにしていました。
当日は、鑑賞会を目的に来館された2名の方とミテ*ハナさんで3作品を見てまわりました。四方から鑑賞できるように展示された作品も多く、作品の周りを回ってみたり、上下から等、隅々まで作品を見て、感じたこと、考えたことを自由にお話ししていきました。
《鵜置物》では、2羽並んだ鵜の様子から、「2羽が夫婦か家族ではないか?」「(鵜を見たことがあるが)縄に繋がれてない、こんなに生き生きと自由な鵜は初めて。野生の逞しさを感じる」という発言が印象的でした。
《鳳凰香炉・烏銅鳳凰香炉》、《鳩香炉》では、「どこから、どうやって香を入れるのかな?煙が出たらどう見えるのかな?」というように、道具として捉えたお話もありました。
《鵜置物》 1934年 – ミテ*ハナ撮影
《鳳凰香炉・烏銅鳳凰香炉》でミテハナ中
展示は、香取秀真の初期の古典的作品を参考に制作された作品から、晩年の、伝統的な形や文様は残しつつシンプルで洗練された作品へと移っていくのですが、最後に鑑賞した《鳩香炉》では、「デフォルメされた姿がアニメキャラクターのようだ」と、可愛らしさやユーモラスさも感じて頂いているようでした。
《鳩香炉》 1944年 – ミテ*ハナ撮影
1作品ごとに対話がはずんでいき、各作品で感じること、共通点などを、皆さんと一緒に味わえた鑑賞会でした。
2025年度のミテハナ鑑賞会の日程は、佐倉市立美術館ホームページ、ミテ・ハナソウ佐倉ホームページでまもなくご案内します。
楽しみにしていてくださいね!
ミテ*ハナ まるちゃん