MENU

活動ブログ

2024年11月24日 アートをもっと楽しむ! ミテハナ鑑賞会

ミテハナ鑑賞会

2024年11月24日 佐倉市立美術館の展示室内でミテハナ鑑賞会が開催されました。
参加者は開催中の展覧会「佐倉・房総ゆかりの作家たち(収蔵作品展)」の作品を鑑賞しました。
私はアートに興味はあるのですが、作品を見ても 『なんとなくわかるようで、わからない』 という感じです。正直、理解できない。
展覧会のチラシに載っている浅井忠の 《にわとり》 は、私にとってよく分からない作品のひとつです。もしひとりで鑑賞していたら、 『鶏だね』 と思って3秒で通り過ぎるかもしれません。

今回は、この問題(?)の 《にわとり》 を参加者のみなさんといっしょに鑑賞しました。以下はその時の様子です。“ ”は参加者の方の声、 『』は私の心の声です。

“さみしそう”、“背景や鶏の色合いから、心が荒れているように感じる”

『作品に描かれた鶏の気持ちなんて、ひとりで鑑賞していたら考えないだろうなぁ。でも、確かにいろいろな動物に感情移入したりすることあるなぁ。』

“鶏の前に何かがいるのではないか”、“敵かもしれない”、“緊張しているようだ”、“薄暗い場所が、独特な緊張感を醸し出している”、“普通、鶏は背中を伸ばしていないのではないか?”、“力強い心も感じる”

『直立して遠くを眺めるような鶏の姿勢から、普通ではない雰囲気が感じられたのだなぁ。なるほど!鶏しか描いてないけど、周りの様子や何が起こっているのかを感じさせてくれる作品なんだなぁ。確かに、動物の視線の先って気になるよね。』

今回私は鑑賞会の進行を見守るサポーターとして参加していましたが、今まで一人で作品を見ている時にはあまり興味が湧かなかった作品を、みんなで楽しむことができました。そして、ちょっとした気づきもありました。これが対話型鑑賞の面白さなのですね。みなさんもミテハナ鑑賞会に参加して、対話型鑑賞をぜひ体験してみてください。

次回のミテハナ鑑賞会は、2025年2月23日(日)に開催予定です。
https://mitehana.com/menu/#viewing

2025年3月16日(日)にはオンライン鑑賞会も実施予定です!
http://mitehana.com/menu/#online

 

ミテ*ハナ たーぼー