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活動ブログ

今年度最後の「ミテ・ハナソウ オンライン鑑賞会」を開催しました!

1月21日(日)、今年度最後のオンライン鑑賞会を開催しました。今回は、現在開催中の「さくらと花と」(収蔵作品展)から、2作品を皆さんと鑑賞しました。

【1作品目】
春日部 たすく(かすかべ たすく) ≪初蝶≫ 制作年不明
 参加者の皆さんから、「自分の住んでいる場所から見える富士山の情景から、朝焼けにも見えるし、夕焼けにも見える」「4匹の蝶は、仲の良い家族のように見える」「4匹の蝶は、下のゴツゴツした、寒い、困難な世界から、上のふんわりした、暖かい、明るい世界へと昇っているのではないか?」などの意見がありました。皆さんが他の方のお話を聞きながら、解釈を重ねていくことで、この作品の世界観をつくりあげていました。

【2作品目】
高橋 凡平(たかはし ぼんぺい) ≪作品名不詳(花飾り)≫ 制作年不明
 1作品目に比べると少し不思議な感じがする作品。参加者の皆さんから、「背景がステンドグラスのよう。ここは教会ではないか?」といった情景の話や、「作家は大人とも子どもとも言えない、微妙な年頃の女性の複雑な心理を表現したかったのではないか?」「一見、可愛らしい女性に見えるが、裏では黒い部分も持ち合わせているのではないか?」など、作家の意図や人物の内面についての話がありました。
 来年度の「ミテハナソウ オンライン鑑賞会」の日程は、今後ホームページ等でお知らせしますので、皆さまのご参加をお待ちしております。

ミテ*ハナ まっつん