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活動ブログ

11月27日 復活! 美術館でのミテハナ鑑賞会

ミテハナ鑑賞会

美術館の丸窓から、紅葉に彩られた美しい佐倉の町が一望できる秋深き1日。
美術館でのミテハナ鑑賞会が再開しました!
コロナ禍で中止を余儀なくされておりましたが、来館者の皆さんと直接作品をみながらお話をお伺いできるのは、ミテハナとしても心躍る体験です。

今回は「没後35年 清原啓子銅版画展」の作品を、大人の参加者3名ずつ2グループに分かれて鑑賞しました。
参加者の方々は佐倉市及び佐倉市近郊や東京都からも足を運んで下さり、2名の方はご自身も銅版画を趣味でなさっているとのこと。
構図・技法・陰影・遠近感といった表現方法から、描かれている内容に至るまで、多角的な見方で色々なお話が出てきて、楽しく奥深い鑑賞会となりました。

印象に残った言葉として・・・。

「イエス・キリストが磔から降ろされるところのように感じられるが、聖書とは逆にその行為が周りから忌み嫌われている。作者の心の状態ではないか。」(《孤島》を鑑賞して)

「彫像の台座にある奥に続く階段をリアルなものと想像してみると、すごく巨大な彫像になる。」(《題名不詳》『没後35年 清原啓子銅版画展』のチラシ表面で使用された作品を鑑賞して)

   
《孤島》

このように、作品鑑賞を通して作者の心情を考察する発言や、画中の空間構造を推考する発言が共有できたことで、ご参加の皆さん、そして私たちミテハナも、作品に対する世界観がより深まっていくように感じられました。

まさに!「芸術の秋」を満喫した1時間でした。

ミテ*ハナ まし