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活動ブログ

内郷小5年生とミテ・ハナソウ・スペシャル!

スクール・プログラム

2021年11月、上瀧勝治展に内郷小の5年生20名がやってきました。

これまで、絵画や彫刻作品、自転車展でも子どもたちとみて、話してきたミテ*ハナさんですが、磁器の鑑賞は今回が初体験です。どうしたら子どもたちが上滝さんの作品の世界を楽しめるかを考え、前半のミテ*ハナさんとの時間では展示作品8点をカードにして並べ、形や色使い、模様の付け方などを比べながら、よくみる活動を行いました。

 

上滝さんの作品は、淡いピンクと青色と、それらが重なった紫色の組み合わせがとても印象的です。コロンとまるい壺の形もよくみると口の部分に特徴があります。子どもたちは自分たちの目でそういった特徴を指摘していき、本物はどれくらいの大きさなんだろう?と期待を膨らませていく様子がみられました。

後半は展示室でそれぞれが気になる作品をじっくりと鑑賞します。照明が当たって光る表面の艶感や器の内側の色合いなど、本物だからこその味わいをじっくりと観察していきます。想像以上の実物の大きさに驚く声も聞こえました。気になる模様をスケッチする子や、様々な器の形をいくつも写し取っている子など、それぞれの興味の向くままに、本物の作品と向き合います。

子どもたちの真剣な眼差しが展示室に広がり、とても豊かであたたかな時間が流れていました。

いつもならここでプログラムが終わるのですが、今回は、なんと上滝さんご本人がいらしてくださり、展示室から戻ってきた子どもたちに、スペシャルトークをしていただきました。

 

絵付けに使う顔料の実物を見せていただくと、興味津々で手にとって観察をします。また、ご自宅から子どもたちが触ってもよい作品をお持ちいただき、触れながら磁器の感触を味わうこともできました。「冷たい」「意外と重い」など、実際に触ってみないとわからない感触をてのひらいっぱいに受け止めている様子でした。

ミテ*ハナさんも子どもたちと一緒に普段はなかなかできない体験をして、特別な1日になりました!

 

(事務局・近藤)