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活動ブログ

3月27日対話型鑑賞ツアー「ミテ・ハナソウ・カイ」オンライン

3月27日は語呂合わせで「さくらの日」。
この日に合わせるように東京では桜(ソメイヨシノ)が満開になったとのこと。佐倉城址公園付近は咲き始め。
これからが美しい花々の饗宴です。

今月は若干参加者が少なく、7名を2グループに分けての鑑賞になりましたが、その分皆さんのお話をじっくりきくことができて、とても楽しい鑑賞会となりました。

1作品目は「フランソワ・ポンポン展」に特別展示されていた佐倉市立美術館収蔵の立体作品。


皆さん、やはり何の動物か気になるようです。
「ネコ科の動物」「メスのライオン」「黒ヒョウ」・・・?
ここからお話がスタート!
2匹の動物が何をしているのか⇒狩猟・獲物を探している・・・。
関係性は?⇒カップル・兄弟・別々の個体・・・。
色・形・筋肉の様子・動きの様子・足の運びや向き・2体の並び方などから、色々な状況を思い描いて下さいました。
最後には「テカテカの艶感、たくましくて力強い姿、可愛いしっぽ! 実物を全体から見てみた~い。」とのご感想をお持ちいただいた方もいらっしゃいました。
ご来館いただける日をお待ちしております。

2作品目も佐倉市立美術館収蔵作品。
皆さん、「春の訪れ」や「春の目覚め」を感じて下さったようです。
でも、「なんだか不思議な作品。」「だまし絵のようにも思える。」とのご発言。
お花とカエルの質感が同じで、色調も全体的に緑とピンクで描かれているため、画面が一体化しているように感じられるから。お花とカエルの大きさが現実的ではないから。カエルが密集して、おしべとめしべのように存在しているから。等々。
不思議な要素を沢山発見して下さいました。
最後に両方のグループから出てきたお話。
「カエルは親子で右のお母さんカエルが花をまとっているようにみえる!」
お花見に出向かなくても、作品の中から「春」が感じられたひと時でした。

<今回の作品>
1作目:津田信夫(つだしのぶ) 《隠霧澤毛(いんむたくもう)》 1940年/金工/21.5×9×49.5cm   
2作目:佐藤事(さとうつかさ) 《桜華雲-神楽に依る》 1978年/油彩/91×116.5cm
    
なお、4月から名称が「佐倉市立美術館 ミテ・ハナソウ オンライン鑑賞会」に変更となります。
お申込み方法も変わりますので、ホームページにてご確認下さい。

佐倉市立美術館では4月5日(火)~5月22日(日)の期間で「収蔵作品展-新収蔵作品を中心として」を開催しております。
千葉県ゆかりの作家作品を中心に、絵画・陶芸・彫刻とバラエティーに富んだ作品が展示されております。
新たな作品と出会いに、ご来館になりませんか?

ミテ*ハナ ましちゃん