活動ブログ
11月24日 根郷小学校へ出前授業!
- スクール・プログラム
11月24日、黄色く色づいた銀杏並木を通り抜け根郷小学校へ。久しぶりの出前授業(4年生2クラス)でミテ*ハナさんたちは、子どもたちと一緒に鑑賞できるとワクワクです。
校舎の中に入ると工事中のところがあり、移動が迷路のようでしたが、図書室とPC室を使わせていただき、まずは会場作り、ホワイトボードと椅子を並べてセッテイング。
教室に入ると「こんにちは!」と子どもたちは笑顔で迎えてくれました。
1つ目は、佐倉市立美術館の収蔵作品を使ったA3サイズのアートカード10枚の中から「気になる作品」を選んでもらい、一人ひとり選んだ理由も教えてもらいました。
2つ目は、「共通点探しゲーム」10枚のアートカードの中から2枚に共通点(似ているところ)を探すゲームです。
(果物の絵とおじいさんの絵)
「描いた時が同じ頃だと思う」
ミテ*ハナさん:「どこからそう思った?」
「描き方が似ている」
「変身しているところ」
ミテ*ハナさん:「どこからそう思った?」
「馬が人間になっている。手がある」「人間が虫になっている」「頭に触覚があるのと足の格好が虫に似ている」
と話してくれました。
3つ目は、一つの作品をじっくり見て話す対話型鑑賞を体験。ホワイトボードと同じくらいの絵を見ただけで「でか!」と叫ぶ男の子。他の子も思わず「沈没船!」と言葉が出ていました。
「まず隅から隅までじっくり見て、この絵の中で何が起きているか、思ったり、感じたりしたことを自分の心の中で考えながら見てね」と1分見る時間を取ってからスタート。
「どうしてこっちが重いのに、なぜ運行させたのか不思議。倒れるってわかっているのに」
「街みたいなのがあったと思う。そこに色々なものが落ちているから。海みたいなのに巻き込まれちゃって、街がなくなっちゃったのかな?人が誰もいない世界になってしまった」
「旗が破れているから風が強かったんじゃないか?」「空見ても灰色でカラスがいるから夕方かも」
「雪が降ったんじゃないかと思う。船の先が白くなっている」「船の白いところは水をかぶって塩が作られたんじゃないか」などなど、たくさんお話してくれました。
帰り際に「他の班はどんな絵?」とのぞき込む子どもたち。絵に興味を持ってもらえたことが一番嬉しかったです。
最後に「図工の時、自由に描いていいんだとわかった」「絵を見て想像するのがおもしろかった」「みんなの意見が聞けて楽しかった」など、感想をいただきました。
根郷小学校のみなさん、ありがとうございました。今度はぜひ佐倉市立美術館に遊びに来てくださいね!
ミテ*ハナ おぐちゃん