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活動ブログ

市民カレッジのみなさんと

夏のミテ・ハナソウ
高齢者施設・その他

爽やかな秋風が気持ちいい9月16日、佐倉市の市民カレッジのみなさんに、ミテハナソウ体験をしていただきました。佐倉市民カレッジは、『市民が健康で生きがいを持ちながら郷土愛を育み、地域の中で連帯を持ちながら住みよいまちづくりを考え行動していく主役となってもらうための、共に学び行動する仲間づくりと、生涯を通した学習活動を支援する(※佐倉市HPより)』場所です。佐倉市には、美術館や歴史博物館をはじめ多くの文化施設があり、市民は子供から大人まで、身近に、気軽に、文化・芸術に触れることができます。そこで毎年、講座のひとコマに、ミテ*ハナさんとの鑑賞の時間を設けていただいていて、今年は1学年の58名が参加してくださいました。

今年のプログラムは、前半の活動として市民カレッジのみなさんが普段活動されている公民館へ私達ミテ*ハナさんが訪問して、アートカードと作品ポスターを使ったグループ鑑賞を行い、後半は、公民館から徒歩10分の美術館へ移動して、会期中の企画展「ホンモノに会いに行こう!ミテ・ハナソウ・カード作品展」を楽しんでもらいました。

感染防止のために、公民館での鑑賞の場では、「隣の人と距離を保って着席する」「前で作品をよくみて、席に戻って発言する」「細かいところをみるために密にならないように、黒板に貼るアートカードやポスターと併せて手元に作品カードを用意する」・・・など、随所に工夫を凝らしました。みなさんの協力もあって、しっかり感染対策のされたミテハナソウ体験となりました。

最初に「芸術はさっぱりわからない」と仰った方は、プログラムの後に「全員が、作品の中心に描いているものを観ているのではないことを知った。なぁ~んだ、それでいいのかと思った。みんなの話を聞くことが楽しかったのが意外だった。」と話してくださいました。

 

グループの中にはもちろん、美術鑑賞が日頃からお好きな方も、ご自分でも絵を描いている方も、反対に今まで関心のなかった方も、様々いらっしゃいます。「作品鑑賞をする」というテーマを、ひとりでは自信がなくても、みんなと一緒だからこそ楽しめたのではないでしょうか。

 

授業後半は、美術館に歩いて移動です。公民館から美術館へは、徒歩10分くらいといえどもかなり急な上り坂ですが、私達の心配をよそに、爽やかな秋空の下、みなさんにこやかに談笑しながらお元気に坂を登ります。

美術館では、前半の授業でアートカードやポスターで鑑賞した作品のホンモノを展示しています。鑑賞することに慣れてきたみなさんに、展示室内で、ホンモノの作品の前で、自分で主体的にじっくり作品と向き合い、作品の細部まで味わって鑑賞していただきました。

    

コロナ禍で対面でのコミュニケーションが今までのようにとれない現在、今回のプログラムに参加することによって、観察力や思考力のみならず、自己発見や仲間づくりの面でも、刺激を受けていただいたのではないでしょうか。

    

 

ミテ*ハナ じゅんじゅん

 

※出典:佐倉市民カレッジ|佐倉市役所ホームページ

http://www.city.sakura.lg.jp/0000018982.html