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活動ブログ

根郷小4年生とミテ・ハナソウ!

スクール・プログラム

今年度初の学校連携は根郷小学校。

8月26日、ミテ*ハナさんが学校へお邪魔しました。新型コロナウイルスの感染症対策のため、活動の方法を新たな生活様式に沿ったものに変え、人数も最少限に絞りました。

「今年の夏休みは、コロナウイルスの影響で旅行に行けなかったと思うけれど、飛行機や電車に乗らなくても知らない世界に行けるんだよ。今日は、アートの世界を一緒に探検しましょう。」という言葉に、子どもたちもワクワクした様子です。

 

グループに分かれて、美術館の収蔵作品のアートカードを使って、共通点(にているところ)探しをします。

昨年までは、机の上でハガキサイズのアートカードをみんなで手にとり、顔を寄せ合って話をしていましたが、今年はA3サイズに拡大し黒板やホワイトボードに貼って、間隔を空け対面を避けて話をしました。

  

はじめは10枚のカードの中から共通点(にているところ)を探します。

「人間と人間」「ふしぎなところ」「きれいでカラフル」・・・・・色々な発見があります。

「ふしぎなところって?」と聞くと

「(鳥の中に)目があるところと馬に人間みたいなところがある。」

 

次に10枚のカードを3枚に減らします。共通点探しも難易度があがりますが、絵をよく見て、様々な発言をしてくれました。聞いている子どもたちも「うん、うん」「見える」「そう」「自分はこう思う」等・・・反応は様々です。

絵を見て感じることに、正解不正解はありません。

みんな自分の思いをそれぞれ口にしてくれました。

 

最後にポスターサイズの1枚の作品をみんなでじっくりミテハナします。

「お花を切っている。」「花屋さんに売る花。」の発言に、ミテ*ハナさんが「どこからそう思ったの?」とききます。

「下の方に花を積んでいるから。」

 

「休憩してまた、再開するときの絵。」の発言に「どこからそう思ったの?」

「帽子をはずしているから休憩してるところ。」

 

「(この人は、)がんばりやさん」の発言に「どこからそう思ったの?」

「笑顔で働いてるから。」

 

 

~子どもたちからのお手紙より~

 

「コロナが、おさまったら家族でぜったい美術館にいきますからわたしに気づいたらぜったいぜったい話しかけてください。」

「ミテハナさんがきてなければ『絵はすごいな』と思えなかったです。」

「ぼくは、もっともっと絵をみたいと思いました。かくのは、にがてだけどみるのはすごく大好きです。」

「みんなが思っている感じがちがっていておもしろかったです。」

「すべての作品にテーマがあって面白かったです。こわかったり悲しかったりたくさんの感じょうがこみ上げてきました。」

 

 

初めての試みにミテ*ハナさんも不安と期待を感じていましたが、これまでのアートカードと同じように様々な発見や疑問、たくさんの思いを聞くことが出来ました。

コロナ禍の中で、今年度初めて無事活動ができたことを本当に嬉しく思います。

根郷小のみなさん、ありがとうございました。