活動ブログ
2025.2.22 ミテハナ鑑賞会 ~広野多珂子 絵本原画展~
- ミテハナ鑑賞会
令和 7 年度最終回のミテハナ鑑賞会は、10 名の鑑賞者で 2 グループに分かれて行いました。
今回鑑賞した展覧会は、佐倉市在住の広野多珂子さんによる絵本原画展です。
当日は午前中から駐車場が満車になるほど多くの来館者が訪れ、会場はあたたかな雰囲気に包まれていました。 絵本原画展ということもあり、原画を見ながらページを追う方、色彩の美しさや登場人物のやさしい表情をじっくり味わう方など、それぞれの楽しみ方で鑑賞される姿が印象的でした。 そのような中、周囲の鑑賞の妨げにならないよう配慮しながら対話型鑑賞会を実施。鑑賞者のみなさんからたくさんのお話をお聴きすることができました。
≪ピーテル、はないちばへ≫🌷
3 階展示室に設置されたストリートオルガン。普段は佐倉市民音楽ホールで保管されているこのオルガンを見て、広野さんはこの絵本を描いたそうです。原画を前に、「木々の優しい緑の色や運河の緑から初春を感じる」 「人々が集まりお祭りのようだね」 「教会から新郎新婦が出てきて、馬車に乗るのかな〜」 「風船がたくさん。楽しそう」 といった声が次々とあがり、「鐘の音、オルガンの音、馬のひづめの音など聞こえてくるようだねー」「心地よい初春の空気まで感じるね」と、感覚が広がりました。
≪おひさまいろのきもの≫
原画に描かれている糸巻きが実際に展示されており、70 代の参加者が糸巻きの使い方や機織り機の種類について、ご自身の体験を交えてお話下さいました。絵の中の道具と実物、そして実際に使った経験とが重なり、作品の世界が一層身近に感じられる瞬間でした。
また、鑑賞会後に絵本を読んだ参加者から、 「(主人公の)ふうちゃんは盲目だったのですね。この場面は、見えないからこそ、手で布を確かめているのね。その感触や肌触りが伝わってきました」という声もいただきました。
♬ストリートオルガン🎹 の実演
鑑賞会終了後、3階展示室でストリートオルガンの実演が行われました。 たくさんの方が集まり、その音色に耳を傾けました。 「演奏してみたい人?」という問いかけに、小さな子どもたちが笑顔で挑戦。会場には自然と拍手が広がりました。 屋外用の楽器のため、想像以上の大きな音に最初は驚きましたが、普段なかなか触れることのできないその優しい音色に聴き入り、実際に演奏を体験する姿が見られました。
そして、ストリートオルガンの音色を聞いた後に、「もっと海外のお祭りっぽい音がいっぱいかもね」と ≪ピーテル、はないちばへ≫の想像が広がりました。

対話を通して新たな気づきが生まれ、それを共有し合うことで作品への想いが深まっていく… 参加者とスタッフが“対話型鑑賞”を共に楽しみ、笑顔溢れる時間となりました。 参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
ミテ*ハナ ゆっこ




