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活動ブログ

2025年3月16日 ミテ・ハナソウ オンライン鑑賞会

3 月 16 日(日)、令和 6 年度最後のオンライン鑑賞会を開催しました。今回は「女性」をテーマにした 2 作品 5 名の参加者とともに鑑賞しました。

【1作品目】
高橋凡平(たかはし ぼんぺい)≪酒と女≫
 参加者からは、「これは夜の仕事が終わり、バーでひと息ついているところではないか?」といった情景の話から始まり、女性の人物像の話や、やわらかさと硬さ、包容力と妖艶さなど、相反する印象の話が出ていました。現実と想像、表面的に見えているモノと裏に隠されたモノ、女性という存在の多面性や奥深さなどを考えさせられる鑑賞でした。

【2作品目】
池田満寿夫(いけだ ますお)≪狂女・手彩色≫
 参加者からは「怖い。殺意すら感じる」といった印象の話から始まり、荒々しい筆致について、「作家の女性に対する感情ではないか」「いや、女性自身の自己に対する感情ではないか」といった感情の方向性の話や、「恋・愛・情事」といった、画面には出てこない男性の存在を感じさせる話も出ていました。

 「本当に人の見方は十人十色、今日は美術作品の奥深さを感じることができました」
参加された方の言葉です。
これからも佐倉市立美術館の作品の魅力を1人でも多くの方に伝えていかなければ。気持ちを新たに、また明日から頑張ります!

ミテ*ハナ まっつん