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活動ブログ

2024年8月24日「夏のミテハナ鑑賞会2024」ロービジョンの方々との楽しい体験

夏のミテ・ハナソウ

 熱い日が続く中、「夏のミテハナ鑑賞会」にロービジョンの方々が来てくれました。
今回は、「レティッサ オン ハンド」という見えづらさを感じている方の視覚を支援する、手持ち型の機器を活用しての開催です。
午前中は機器の体験会とミニ鑑賞会。
機器に興味を持った一般の方や、ロービジョンの方 1 名とその介助者の方がご来館になりました。
ロービジョンの方は、佐倉市立美術館のパネル作品をレティッサ オン ハンドを使用して鑑賞し、「とても楽しい体験だった」とのことでした。

 午後からは、ミテハナ鑑賞会です。
ロービジョンの方 4 名・一般の方 7 名・中学生のミュージアムアンバサダー 2 名を 3 つのグループに分け、おしゃべりしながら「深沢幸雄展」の作品を鑑賞しました。

  自分の目でみる。
  レティッサ オン ハンドを使用してみる。
  気が付いたこと、感じたこと、考えたことなど話す。
  他の人の話を聞いて、耳から作品をイメージする。
  他の人の話から考えを深めていく。

皆さん五感をフル活用して、作品を鑑賞していました。
感想の一部をご紹介します。

~ロービジョンの方のご感想~
「レティッサ オン ハンドの使用による視覚情報と、参加者の会話による聴覚情報がコラボレートして、
 作品のイメージが広がっていった。」
「機器を使うことで、遠くからでも作品をみることができる。」
「美術館で美術作品にふれる機会ができて良かった。」
「機器があることで、美術館に行く敷居が低くなった。」

~一般の方のご感想~
「ロービジョンの方の見方に新鮮な気づきを得た。」
「ロービジョンの方の目に最初に飛び込んでくるものが、
 作品の神髄についての発言だったりすることが興味深かった。」
「色々な状況の方と一緒に鑑賞することの大切さを感じた。」
「他の人と繋がる感じがした。」

~ミテハナさんからも・・・~
「作品の中に何が描かれているか考えてみることが多いが、
 ロービジョンの方は全体の印象を捉えており、見方の違いが新鮮だった。」

皆さん沢山のことを感じて、考えて、そして楽しんでくださったようです。

 

ご参加いただきました皆様、
レティッサ オン ハンドをご提供いただき、ご協力いただきました 株式会社QDレーザー様、
誠にありがとうございました。

なお、今回の鑑賞会の模様を、QDレーザー様が素敵な映像にしてくれました。
下記、5分弱の映像になりますので、是非ご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=Mw4X1lGK7no

ミテ*ハナ まし