MENU

活動ブログ

佐倉小へ出前授業 4年生とミテ・ハナソウ!

スクール・プログラム

 

 2023年9月12日 校庭で過ぎゆく夏を惜しむがごとく咲く、藍色と濃いピンクの朝顔の出迎えを受け、佐倉小学校を訪問しました。
美術館からは徒歩5分の小学校。
今回は4年生の3クラス。各クラス7つのグループ(1グループ4・5名)に分かれて活動しました。

<プロローグ>
教室で司会のミテ*ハナさんから、ミテ*ハナの活動紹介や、今日のメニューの説明がありました。「佐倉市立美術館へ来たことがある人は手を挙げて」との問いかけに、さすが美術館に近い学校だけあって、たくさんの子どもの手が挙がりました。手を挙げられなかった子がちょっと寂しそうにしていると、先生から「来週はみんなで美術館へ行くよ!」という発表。クラス全員、ワクワク感一杯!満面の笑顔になりました。そんな興奮冷めやらぬ中、教室に3つのグループ、図書室に移動した4つのグループ、それぞれでミテ・ハナソウ!スタートです。

<アートカードを使って神経衰弱ゲーム>
 美術館の収蔵作品で作られたアートカードを広げると、子どもたちは「こんなにたくさんの作品があるんだ」「綺麗だね」「カラフル!」と銘々に感想を言いながら、目を輝かせて見てくれます。その後、一斉に裏返して、神経衰弱ゲームを開始。3枚のカードから2枚に共通する点を見つけます。色・形・描かれている物・・・。共通点を色々と見つけてくれました。中には、カードの作品が意味するものを共通点として考えてくれた子もいました。

<パネルを使ってミテ・ハナソウ!>
 今度は1枚の大きなパネルをグループで鑑賞します。
みんな見て気がついたことを、次々と話してくれます。
他の子の話にも「あ、本当だ!」「そうだよね」と同意して共有しながら、新たなイメージをふくらませていきました。
また、子どもたちが作品を表現するボキャブラリーの豊かさに、ミテ・ハナさんたちはとても驚きました。

<見たい作品を探そう>
 今回は次週に控える美術館訪問に先立ち、開催中の「junaida展」から6作品をA4サイズにプリントして、子どもたちに見たい作品を選んでもらいました。
選んだ作品のどこが気になったか聞くと、気になったことを答えてくれる他にも、作品で表現されている内容を考えてくれたり、他の作品の中にも同様のモチーフがあることを発見してくれたり、お話がどんどん展開していきました。

<エピローグ>
 全員が教室に戻り、感想を聞かせてくれました。
じっくり作品と向かい合うことで気がつくことや、みんなで鑑賞すると新たな発見があることを、感じてくれたようでした。
みんな本当に良く見て話してくれました。
来週は美術館といういつもと違う空間で、本物の作品を鑑賞します。

 美術館訪問でみなさんに再会できるのを、ミテ・ハナさん一同心待ちにしております。

ミテ・ハナ まし