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活動ブログ

佐倉市立白銀小学校4年生とミテ・ハナソウ!

スクール・プログラム

9月は2日連続で白銀小の4年生との活動がありました。

初日はミテ*ハナさんたちが小学校を訪ね、事前授業を行いました。45分の1コマで、ミテ・ハナソウ・カードを使って鑑賞の準備をします。

元気いっぱいに迎えてくれた子どもたちでしたが、アートカードを広げると作品の世界観の中に入り込み、ゲームをしながらたくさんの発見やイメージを膨らませてくれました。アートをみて思うことに間違いはない、という安心感の中で、様々な言葉を聞くことができました。

この日から学校デビューとなった2期生も、子どもたちの瑞々しい感性に触れて刺激をもらっているようでした。

初めのあいさつでは、何をするんだろう…?と少し不安そうな表情をしている子もいましたが、終りのあいさつでは、みんなやりきったイキイキとした表情を見せてくれて嬉しくなりました!

しかし、ミテ*ハナの授業はこれで終りではありません。翌日にはいよいよ美術館訪問です。

お天気の心配もありましたが、雨に降られることなく、朝10時の開館と同時に子どもたちがやってきました。

昨日と同じミテ*ハナさんが迎えてくれるので、子どもたちも今日は最初から笑顔です。

まずは展示室のマナーを確認し、美術館モードになった子どもたちと一緒に、2作品をじっくり対話をしながら鑑賞します。前日の授業でも繰り返しミテ*ハナさんから出てきた質問「どこからそう思ったの?」に、子どもたちはどんどん答えていました。

「水は描かれていないけど、川があるようにみえる」「雨上がりで晴れてきたところ」

作品の本質に迫るような言葉が飛び出したり、わずかな作品の色合いの変化などから状況を読み取る姿など、作品をみるモードになった子どもたちのまっすぐな観察力や洞察力には毎回びっくりします。

その後の個人鑑賞の時間は、ワークシートびっしりにつぶやきを書く子や、気になる部分をスケッチする子など、思い思いのやり方で作品と向き合っていました。

今回の展覧会に展示されているリートフェルトの椅子がホールで座れることに気づいた子どもたちは、実際に座り心地を確かめ、「うーん、固い…」「ちょっと座りにくいな…」と呟く子もいました。作品は展示を目で「みる」だけでなく、身体を使って「みる」こともできることを発見!

最後に2日間の感想を聞いてみると、「アートカードで見たときも楽しかったけど、本物をみたらもっといろんなことを想像できた!」と、事前授業~美術館訪問の中で鑑賞の楽しさ、美術館で本物と出会う楽しさを感じ取ってくれたようです。

最後にみんなで記念撮影をして、終了!

この後美術館はしばらくお休みになりますが、また春になったら遊びに来てくれることを心待ちにしています!