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活動ブログ

佐倉市立下志津小学校6年生 2015.6.30&7.3

スクール・プログラム

子どもたちが美術館を訪問するときは、事前にアートカードを先生にお渡しして美術館への期待作りをしてもらっています。下志津小学校の6年生とは、その事前準備もミテ*ハナさんがおこなうことになり、6月30日に出前授業に行ってきました!

事前授業では、子どもたちが訪問する「収蔵作品展 美術館のどうぶつたち」展の出品作品を含めた佐倉市立美術館の所蔵品をアートカードにし、カードゲームをしながら、作品をみるための準備運動をします。

挨拶のあとは、グループに分かれて活動です。初めてのアートカードの授業にみんな興味津々!よくみて、考えて、言葉にして、友達の意見もよーく聞いていて、五感をフル稼働。「カラフルだと思う」「カラフルだけど色の種類は赤とピンクだけじゃない?」「赤とピンクの中でいろんな色がある」と、ミテ*ハナさんと一緒に子どもたち同士で話し合い、お互いの認識の違いや感じ方の差を知りその中で「絵の見方には間違いはない」ということを体感してもらいました。

カードゲームの終わりには、美術館に行ったら見てみたい作品をそれぞれが選び、グループのみんなに発表してもらいました。あっという間の45分の授業でしたが、美術館でのマナーを伝えて「また美術館で会おうね」と約束をして事前授業を終えました。

3日後の7月3日、今度は美術館に子どもたちがやってきました!学校で担当だったミテ*ハナさんの名前を呼んで笑顔で手を振ってくれる子もいて、すっかり打ち解けた雰囲気でプログラムがスタートします。

美術館ではグループごとに展示室へ出発し、本物の作品の前で対話をしながら鑑賞をします。美術館の雰囲気にはじめは緊張の様子だった子どもたちも、だんだんとリラックスして思い思いに感じたことを話してくれました。展示室のあちこちで、素敵な対話の輪が広がりました!

大きさや色合いなど、本物の作品はアートカードで見るのとは全然違います。想像よりも大きかったり、カードではよくみえなかった部分がみえたり、一人でみる時間でも子どもたちは作品の世界に入り込んでいきました。

2日間のお礼に、最後は子どもたちから合唱のプレゼント!ミテ*ハナさんにとっても忘れられない時間になりました。

またみんなが美術館に来てくれるのを待っています!