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神田外語大学・留学生とミテ・ハナソウ!(前編)

2020.01.29
神田外語大学・留学生とミテ・ハナソウ!(前編)
ミテ・ハナソウ・カイミテ・ハナソウ・カード

このプロジェクトでは、日本に留学している大学生と一緒に「社会文化入門」という授業の中にミテハナを取り入れていただいています。
昨年も実施しましたが、今年度の後期は学内授業と、美術館訪問の両方が実現しました。

作品をみて、感じたこと思ったことを話す、言葉にならない感覚を言語化しようとするのは母国語であっても難しいことがありますが、学生さんたちは外国語である日本語をつかってそれに取り組みます。

この感情はなんと表現したらしっくりくるのか? この言葉遣いで合っているか? 作品から感じることを手がかりに言葉を探り、言葉を手がかりに自分が作品にみていることを探ります。

日本語のネイティブであるミテ*ハナさんの言葉が本当に学生の言いたかったことをとらえられるか? 微妙な違いがあっても言葉がわからないために学生が「そうです」と言ってしまわないか? いつも以上に一緒に考えることを意識して鑑賞をファシリテートしました。

作品から受ける印象は人それぞれ、様々な感情が湧き上がります。その微細な違いや根底にある共通した感覚などを、丁寧に聞き合い話し合いながら、じっくりと対話を進めていきました。

このプロジェクトを進めていくにあたり、普段あまり意識せず使っていた「日本語」という言語に対しても心を配るようになりました。対話をしていく中で、的確なパラフレーズ(言い換え)や、リンク(話題をつなげる)をするのですがこの鑑賞方法は言語をつかって世界を捉える方法なのだということを改めて考えるきっかけとなり、私たちにとっても新たな学びの機会となっています。

 

大学での授業では、アートカードと作品パネルをつかった鑑賞、そして美術館では小林ドンゲ展を鑑賞しました。

作品パネルは佐倉市立美術館のコレクションから、学生さんたちが興味を持って話せそうな作品として秋吉匠《バス停にて》を選び、たっぷり時間をとって作品の世界を語ることに集中し、じっくりと様々な意見を交わしました。

 

作品をみて話すことに慣れてきたところで、学内授業は終了です。
次は3週間後に美術館を訪れます。

(後編につづく)