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活動ブログ

間野台小6年生とミテ・ハナソウ!

スクール・プログラム

今年度最初の学校連携は間野台小学校。

毎年、授業に取り入れて下さっているので、ミテ*ハナさんも、「今年の6年生は、どんな子たちかな?」と楽しみにしている学校の一つです。

6月7日、まずはミテ*ハナさんが学校へお邪魔しました。授業時間を使ってアートを「みて」「はなす」事に慣れてもらいます。

最初は緊張気味だった子ども達も、「アートを見て、感じる事に正解不正解はありません」というミテ*ハナさんの言葉に、ちょっと安心した様子。

その後、グループに分かれて、美術館の収蔵作品のアートカードを使って、神経衰弱をします。

「同じカードがないのにどうやって?」

の鋭い質問に、「作品の共通点を見つけるミテ*ハナ特別ルールだよ」と答えると、みんなの表情がキラキラっとなって、すぐに大盛り上がりとなりました。

沢山のカードを見た後、A4サイズの1枚の作品をみんなでじっくりミテハナします。最後に次週、美術館でみる予定の作品カードから1番見たい作品を選び、美術館訪問への期待感も高まりました。

そうして迎えた6月14日。間野台小学校のみんながバスに乗って、美術館にやってきました。

エントランスホールに集まって、美術館の3つのマナーを復習します。

「作品からは離れて」

「ゆっくり歩いて移動」

「小さな声でおははし」

この3つさえ気を付ければ、美術館でも安心して楽しむ事が出来るんです。

グループ毎にミテ*ハナさんと一緒に、対話をしながら作品を鑑賞します。

「みて」「はなす」ことは一週間前に教室で体験しましたが、本物はやっぱり迫力が違います。

「猪がこっちに走ってって、風は反対から吹いていて…」

一つの絵から沢山の発言が飛び出します。

「真ん中の絵より大きい布で巻物みたいにして保存したのかな?」

「その布も、絵の周りだけ緑にしてるから、絵が引き立つよ」

友達の発言から、新たな発見に繋がり、一人では味わえない深い鑑賞となります。

グループ鑑賞の後は、個人鑑賞。

溢れてくる感想を、今度はそれぞれがワークシートに絵や言葉で記入していきます。

こどもがこんなに大勢いるとは思えないほどの静けさの中、一人一人が作品とじっくり向き合う時間となりました。