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活動ブログ

ワークショップ「アートってなんだろう?」開催しました!

お知らせ

ミテ・ハナソウ・プロジェクト初のオンライン活動。

現代アーティストの志村信裕さんをお迎えし、参加した4~6年生の小学生と一緒に活動しました。

それぞれの家にある「自分がアートだと思うもの」を紹介しあったあと、さっそく志村さんのレクチャーです。

といっても、志村さん自身が子どもたちと話しながら進める形で「アートって何だろう?」「アートは誰がつくる?」といった問いかけに参加した小学生たちはそれぞれの思いを自由に話します。

ラスコーの洞窟壁画を映して、「どのくらい前に描かれたものかわかるかな?」という志村さんの問いかけに「一万年くらい前」「300年前」「人類が洞窟に住んでいたってことは・・・・」などなど、画面越しですが、お互いの実際の距離など関係なく発言していました。

志村さんの問いかけやお話しは、子どもたちと同じ目線でわかりやすく、子どもたちが思考する時間もちゃんと考えてくれていて、とても良い間合いなのです。お互いの意見を聞き合うことで、さらに自分の考えも深まっていったようです。

歴史をひもときながら、アートの起源について考えたあとは、ミテ*ハナさんとペアになって、ブレイクアウトルームでのワーク。5枚の作品をよくみて、どれが古くてどれが新しいのか、自分の考えで年代順に並べてみました。その後はまた全体で志村さんといっしょに、さらに様々な時代のアートの歴史について考えていきます。

ワークショップの終盤には、参加した小学生がそれぞれミテ*ハナさんとのグループでアートについて、自分の考えを話す10分間がありました。言葉があふれてとまらなくなり、熱い10分間を過ごしたグループ、言葉にならなくても深くじっくり考え、ゆっくり言葉をつむいでいったグループなど、様々でした。

「アートってなんだろう?」という答えのない大きな問いに、志村さんが投げかけたいくつもの問いが道しるべとなって、参加した小学生はみんな、自分なりの考えを模索しながら見出していったようです。あっという間の充実した2時間半のプログラムでした。

小学生が、大人や他の参加者の子どもと一緒に、真摯に向き合って思考し話す時間が持てることは、とても稀有で貴重な体験ではないでしょうか。

 

「アートってなんだろう?」あなたは、どう考えますか?

 

志村さんが撒いた種が、それぞれの子どもたちの中で芽吹いて、これから育まれていくのだろうな、と感じました。

(その場にいられたことは、この上なく幸せで贅沢な時間でした。)

 

このワークショップの、またの開催を切に願います。

志村さん、参加してくれたみなさん、ありがとうございました!

 

記念撮影(11月29日)

                                

 

記念撮影(12月6日)